この実績は外部から評価されている。日本健康会議が優良な健康経営を実践している企業を選定する「健康経営優良法人」に毎年選ばれているほか、厚生労働省の認定制度である子育て及び不妊治療のサポート企業としての最高位「プラチナくるみんプラス」や、仕事と介護の両立を支援する企業に与えられる「トモニン」マークを取得。
ダイバーシティの推進に向けた取り組みも早かった。JSOLは18年度にダイバーシティ推進室を設けて施策を強化。採用においても新卒・キャリア共に外国籍などさまざまなバックグラウンドを持つ人たちを積極的に採用するほか、時短勤務制度を利用した勤務形態など、多様な働き方を取り入れている。こうした取り組みへの評価が高いことは、これらの各種マークからも分かる。
JSOLはまた、社員個々人の成長にも多大なリソースを割いている。自己研さんにポイントを付与するカフェテリアポイント制度(年間15万円相当)や、技能資格報奨金制度によって情報系資格を保有する社員も数多い。さらに、業務や働き方、組織の状態などについて社員がどう感じているか、エンゲージメント調査を毎月実施して施策の企画や評価に活用していく、中期経営計画の策定に社員が積極的に関わったりするなど、JSOLは働きがいの向上にも努めてきた。ITサービスはチームでの仕事が大きな役割を占めるビジネスだが、同社では会社全体もまたチームとして位置付けて、社員のエンゲージメントの強化を図っている。