世界経済フォーラム(WEF)は、創設者のクラウス・シュワブ氏(87)とその妻による金銭的・倫理上の不正行為を主張する新たな内部告発状を受理し、同氏に対する新たな調査を開始した。匿名の内部告発状は先週、WEFの理事会宛てに送られた。この書簡および事情に詳しい複数の関係者によると、シュワブ一族が適切な監督なしにWEFの資金を私的流用していた疑惑など、組織内のガバナンスと職場文化に関する懸念を提起する内容だった。その中には、クラウス・シュワブ氏が若手職員に対し、自身の代わりにATMから数千ドルを引き出すよう依頼した疑惑や、ホテルでの個室マッサージの代金にWEFの資金を充てた疑惑が含まれている。また、WEF元職員である妻のヒルデ氏が、豪華旅行を経費で処理するため、WEF主催の「形ばかり」の会合を設定した疑惑も含まれている。
世界経済フォーラム、創業者の不正行為巡り新たな調査
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