圧倒的成果を出すチームをつくるためには、マネジャーとしてメンバーそれぞれの作業環境を整え、パフォーマンスを引き出すことに最大限のエネルギーを注ぐべきなのです。
それには、メンバー1人ひとりの思いや考え、行動を深く理解する必要があります。理想的には、マネジャーの仕事の大半が、部下とのコミュニケーションやチームづくりに費やされている状態が望ましいのです。
管理型マネジメントは、変化が少なく、決まったやり方で成果を上げられた時代には有効でした。しかし、変化のスピードが加速する現代においては、柔軟に変化できる仕組みと体制こそが求められています。
組織や部下が求めているのは
柔軟な対応ができるマネジャー
組織も部下も求めているのは、今日決めたことがうまくいかなかったら、現場で起きていることをリアルタイムで把握し、必要なアクションを取り、朝令暮改もいとわない――そんな柔軟な対応ができるマネジャーです。
計画を守ることよりも、変化に対応できる柔軟さこそが組織の存続には不可欠です(図3参照)。だからこそ、マネジャーには「変化を起こし、組織を動かす力」が求められています。(編集部注/エンパワメント型マネジャーとは「指示する存在」ではなく、メンバーとともに議論を重ねながら一緒に進んでいく「伴走者」のような存在を意味する)
同書より転載 拡大画像表示
予測不能な状況の中でも、現場で自ら考えて臨機応変に柔軟に動く。こうした柔軟な動きは、環境が整っていればこそ可能になります。たとえば、次のような工夫を続けます。
・1on1ミーティングでメンバーの壁打ち相手をしながら、彼らが1人で悩む時間を減らす
・指示するのではなく、メンバーが自分で言語化し、自分で考えて答えを出せるように問い続ける
・チームミーティングでアクションをクリアにして全員でフォローアップする機会をつくる
・アクションが滞っていたら、誰かがサポートに入るか、アクション自体を見直す
また、理想のチームをつくるには、マネジャーが細かく指示を出すのではなく、思い切って裁量と責任を渡し、メンバーが主体的・自律的に動けるよう導く必要があります。







