Google日本法人の現場で長年マネジメントに携わってきた著者陣が、会社の爆発的成長と生産性の要である“最強のマネジメント法”を解説写真はイメージです Photo:PIXTA

Googleの拡大成長の秘訣は、人の潜在能力を解き放つ「マネジメント」方法にあった。Google日本法人の現場で長年マネジメントに携わってきた著者陣が、会社の爆発的成長と生産性の要である“最強のマネジメント法”を解説する。※本稿は、元Googleマネジャーの中谷公三、諸橋峰雄、水野ジュンイチロ『Googleで学んだ 圧倒的成果を出し続けるマネジャーの最優先事項』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

「計画どおりに遂行する」から
「変化を生み出す」マネジメントへ

 日本のこれまでの組織における成功のカギは、「決まったことを、計画どおりに遂行すること」でした。経営陣が中期経営計画や長期戦略を策定し、マネジャーは部下を適切に管理してその戦略を実行する。こうした「管理型マネジメント」は、環境の変化が少なかった時代には有効に機能していました。

 生産現場においても、工程を平準化し、ミスを排除し、均一で安定したアウトプットを追求する「ものづくり」が主流でした。そうした時代の工場運営においては、この「管理型マネジメント」は非常に理にかなっていたのです。

 しかし、決められたことをやるだけでは、今までの延長線上の成果しか出せません。

 今や市場の変化は予測不能であり、技術革新のスピードも加速しています。こうした世界では、過去の成功体験にしがみついていることが、むしろ致命的なリスクになります。変化の激しい環境では、かつてのような「計画どおりに遂行するマネジメント」は、組織を硬直化させ、変化への対応力を奪い、ひいてはチームや個人の成長を妨げる要因となるのです。

 みなさんは、「ムーンショット」や「10X」という言葉を聞いたことはありますか?