思いやりや感謝の気持ちが
ホスピタリティの基盤
観光バスのガイドは、乗客と長時間接する仕事だ。ガイド次第でツアーの満足度が大きく変わるという点では、最もホスピタリティが重要な仕事であるといってもいいだろう。
ケイエム観光バス バスガイド 落合 可奈 氏
ケイエム観光バスのガイドとなって5年目となる落合可奈さんは、「何より大切なのは、人間的な触れ合い」と話す。
「できるだけ車内を回って、お客さま一人ひとりにお声がけをするようにしています」
入社後に行われる1カ月半の研修で、ホスピタリティの心構えを徹底的に学んだ。
「言葉遣いや発声などももちろん重要ですが、何より人間性を重視するのが当社の特徴です。思いやりや感謝の気持ちこそがホスピタリティの基盤であると何度も教えられました」
ホスピタリティへの取り組みは、バスに乗る前から始まる。ツアーの客層や訪問地に応じて、準備をしっかりして臨む。
「ツアーが終了したときに、お客さまから『ありがとう』と言っていただけるのが、何よりの喜びですね」