グーグルはネバダ州での
自動運転ライセンスを更新せず!

 「え!? グーグルカー、もう走っていないんですか!?」

ネバダ州DMV(自動車管理局)の広報担当者、ケヴィン・マローン氏 Photo by Kenji Momota

 米ネバダ州DMV(自動車管理局)の広報担当者、ケヴィン・マローン(Kevin Malone)氏の説明を聞いて、筆者はかなり驚いた。

 筆者を含めて、ほぼ全てのメディアがグーグルカーについて記事化する際、ネバダ州での公道実証試験を紹介する。2012年に世界初となる自動運転車向けナンバープレートを発行し、大きな話題となったネバダ州のDMV。その登録第一号がグーグルカーだった。

 ところが…。「自動運転ライセンスは1年更新。グーグルは更新していません。その理由について、グーグルからDMVに対して報告の義務はなく、こちらでは詳しい事情をまったく把握していません」(マローン氏)という。

 なお、グーグルカーがもうネバダ州を走っていない件について、ネバダ州DMVもグーグルもプレスリリースは出していない。「私が知る限り、この件でこちらへの問い合わせは、いままでなかった」(同氏)。

 一方、フォルクスワーゲン・アウディ、およびドイツの自動車部品大手のコンチネンタルは同ライセンスを更新し、2年目の実証試験を行っている。

米ネバダ州ラスベガスのメインストリート「ストリップ」を走行する自動運転車「グーグルカー」の車内 資料提供:ネバダ州DMV(自動車管理局)

 自動運転の実証試験に関する走行許可については現在、ネバダ州の他、カリフォルニア州、フロリダ州、さらについ最近になりミシガン州で採用が決まった。この他全米7州で実施に向けた協議が進んでいる。

 そもそも、ネバダ州での自動運転実証は、グーグルが言い出したこと。だが、ナンバープレート取得後、たった1年で撤退。実証試験の舞台は現在、グーグル本社があるカリフォルニアに移った。

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グーグルが自動車産業を根底からくつがえす!?

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