体調不良も当然か!?
異常なまでの低ホルモン値
メンズヘルスクリニック東京
男性更年期専門外来
主任担当医 久末伸一 医師
男性更年期専門外来
主任担当医 久末伸一 医師
9月26日、西沢さんは、再びメンズヘルスクリニック東京を訪れた。「思わぬ病気が見付かったりしないだろうか」と思うと少し不安を感じたが、大切なのは体の状態を知ることだ。
検査結果の説明をしてくれたのは、男性の更年期障害を専門とする、メンズヘルスクリニック東京 男性更年期専門外来 主任担当医の久末伸一医師。
久末医師によれば、西沢さんについては、血管や骨といった体組成はほぼ正常で、前立腺がんの指標とされるPSAも問題なし。悪玉コレステロールの数値は若干高いものの、心配するレベルではないという。
ほっと一安心。だが、それもつかの間、ここで久末医師から衝撃の一言が発せられた。
「フリーテストステロンの値が、赤信号です」
西沢さんのフリーテストステロン値は、久末医師も驚くほど低かった
ほとんど全ての検査項目が正常値だったのに……飛び抜けて異常値を示していたのが、血中の男性ホルモンの量を示す「フリーテストステロン値」だったのだ。11.8pg/ml※以上なら正常、8.5pg/ml以下なら「加齢男性性腺機能低下症候群」という病気の疑いが生じ治療が必要となる。
西沢さんの場合、その8.5pg/mlからほど遠い低い値しか検出されなかったのだ。
男性ホルモンから変換してつくられる女性ホルモンの値も低かった。女性ホルモンが低下すると、骨密度の低下や脳細胞の減少などにつながる。西沢さんの表情が次第に曇っていく。
※pg/ml(ピコグラム・パー・ミリリットル):pgは、1兆分の1グラムの質量を表す単位