洋の東西を問わず、ビジネスの場面では、初対面のときに名刺を交換するのが常識だ。しかし転職する場合はもちろん、社内でも異動などがあると、名刺の情報があっという間に古くなってしまい、コンタクト情報が役に立たなくなってしまう。
名刺を渡したあとでも情報更新が可能
「swivelCard」は、こうした問題を解決する新たな方法を提案している。名刺にUSBドライブを内蔵することで、名刺情報をデジタルの形で提供するのである。最大の特徴は、名刺の所有者が、相手に名刺を渡したあとでも、情報をアップデートできるという点だ。
こう書くと、なにやらたくさんの情報がUSBドライブに入れられるように聞こえるかもしれない。しかし実際は、名刺に含まれる情報はURLのみである。
名刺所有者は、swivelCardを登録する際に、自分のメールアドレス、Pack IDと呼ばれるカードのID番号(swivelCardは200枚セットなので、200枚に同じIDが振られている)、カードを渡した相手に教えたいウェブサイトアドレスを登録する。
名刺を受け取った相手がswivelCardを自分のパソコンなどのUSBポートに差し込むと、登録したURLに案内されるという仕組みだ。