定年まで働くなんて無理……ならば、生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資をスタートした『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 現在もどんどん資産を増やしている。忙しいサラリーマンでも真似できる「100の実践ノウハウ」を徹底伝授!

【現役サラリーマンが株式投資で2億円】<br />43歳で資産2億円の投資テクニックとは?Photo: Adobe Stock

株式投資で資産を増やすなら
中長期投資がいちばん

私は2002年に株式投資をスタートして、2019年に資産2億円を築くことができました。

この間、株式の売買で損したこともありました。

しかし、そこから得た反省点を次の投資に活かし、成功したらその手法を踏襲していきました。

すると、少しずつ歯車が噛み合うようになり、株式投資がうまく回るようになったのです。

そうやって私が最終的にたどり着いたのは、「割安成長株の中長期投資」。

株式投資で億単位の資産形成を狙うなら、基本的には私のように長い時間がかかります。

だからこそ、腰を据えた中長期投資が向いているのです。

兼業投資家の会社員には、本業の仕事があります。専業投資家のようにパソコン画面に張りついて短期的な売買をくり返す「デイトレード」や「スイングトレード」に没頭するようなことはできません。

デイトレードは1日、スイングトレードは数日程度で取引を終わらせるもの。

会社員に限らず、株式投資ひと筋の専業投資家以外には、短期投資は向いていないと私は割り切っています。

これに対して中長期投資は、短い周期で頻繁に売買をくり返すのではなく、時間を味方につけて、数ヵ月から数年のスパンで資産を増やしていく手法です。

短期売買には、投資に対する専門的なテクニカル分析やセンスが求められます。

しかし、中長期投資は、株式投資に興味がある人なら、誰でも取り組みやすく、そしてトータルで見れば、成功確率も高まる方法だと私は考えています。

株式投資を始めた頃は、売り・買いでちょっと利益が出るとうれしくなり、株式投資が楽しくなって、売ったり買ったりをくり返したくなります。

しかし、そんなことをしていると、資金が目減りしていきます。

私自身、最初はそれで失敗したのです。

その反省を踏まえつつ、中長期投資をすすめたいのです。