「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男
大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。最初は短期売買を繰り返して失敗したが、より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
(こちらは2020年9月13日付け記事を再掲載したものです)
まずは2つの視点で
「割安成長株」を見つけよう
「割安株」とは、前述のように、単に株価が安い株という意味ではなく、会社の業績や資産の評価が低いため、株価が不当に低い状態の株式のことです。
業績好調で今後成長が見込める「割安成長株」を見つけて、安値で買って高値で売れば、資産を堅調に増やし続けられます。
割安成長株を購入して株価が上がり、割安でなくなったらそこで利益確定して、また別の割安成長株を購入する。これを延々と繰り返すことを目標にします。
では、割安かどうかをどうやって判断するのか?
割安かどうかを測る指標はいくつかありますが、私はもっともオーソドックスな「PER(株価収益率)」を当初から現在までずっと参考にしています。
なお、PERは以下の計算式でも算出されます。
どちらの計算式でも同じくPERが算出されますが、その会社が1年間(当期)に稼ぎ出した「純利益」に対して、現在の「株価」が何倍なのかを表しています。
いずれにしても「PERが低ければ低いほど割安」ということだけ覚えておけばいいです。
PERはだいたい15倍程度が平均とされているので、かつてはPER10倍以下だと割安株とされていました。
ところが、2012年のアベノミクス以降の株式市場の上昇相場では、その基準がだいぶ下がり、現在ではPER20倍以下までが割安株とされるようになっています。
私自身は15倍以下を割安株の目安にしています(できるだけ10倍以下が望ましいです)。一方、成長株かどうかは、直近2~3年が増収増益かどうかで判断します。
まずは「PERが15倍以下か」「直近2~3年が増収増益か」の2つの視点で割安成長株を探してみてください。