「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

いいことがよく起こる人は、<br />いいことが全然ない人と<br />何が違うのか?Photo: Adobe Stock

「いいこと」は
気づける人のもとにやってくる

よく「自分にはいいことなんてちっともない」と言う人がいますが、そういう人にはいいことは起こりません。なぜなら、「いいことがない」と口に出した時点で、「いいことが起こらない自分」を決定づけてしまっているからです。

そもそも現実問題として、「いいことが全然ない」なんていう人はまずいません。たまたま入ったレストランのごはんがとてもおいしかった、買い物に行ったらほしかった商品が安くなっていた、出かけようと思ったらちょうど雨が上がって晴れてきた、というように、いいことは誰にでもあるものです。

ただ、そういう出来事があったときに、「これは『いいこと』ですよ」と誰かが教えてくれるわけではありません。つまり、「いいことがない」というのは、その人が自分に起こった「いいこと」に気づいていないか、気づいていても「どうでもいいこと」だと思って見過ごしているかのどちらかです。

いいことがよく起こる人、つまりラッキーな人というのは、何かが起こったときにそれを「ラッキーなこと」と受け止められる人であり、身の周りにある小さな幸せを見つけられる人のこと。

たとえば、パワースポットに出かけたときに雨が降ってきたとします。そのときに「せっかく来たのに雨に降られちゃった、運が悪いな」と思う人もいれば、「いいことが起こる前兆かもしれない。ラッキー!」と受け止める人もいます。どちらにいい運がやってくるかというと、断然後者ですよね。何かがあったときに「いいこと」としてとらえる習慣がついていると、いい気を呼びやすい体質になり、必然的に「いいこと」が起こりやすくなるのです。

さらに、運は自分で積み上げていくものなので、いいことがあったらそれを何度も思い返したり、日記につけたりして、自分の中に蓄積していくとより効果的。そうすることで、さらに「いいこと」が生み出されていきます。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

いいことがよく起こる人は、<br />いいことが全然ない人と<br />何が違うのか?

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。