「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法祖紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

満月Photo: Adobe Stock

小さくてもいいので
「○を作る」ことを目標に

風水を実践するうえで、ぜひ意識してほしいのは、「小さくてもいいから○を作る」ということです。○というのは、文字通り「真ん丸」。満月のようにどこも欠けていない状態です。自分の環境や運のどこかに「欠けている」ものがあると、気がスムーズに回らなくなりますし、そこから欲望やマイナスの感情が生まれたり、悪い意味での陰の気に引きずられやすくなってしまいます。

運気を向上させたければ、まずは自分に欠けているものは何かを知ることから始めましょう。たとえば、結婚したいと思っているのに、現在結婚を考えるような相手がいないなら、それが「欠け」ですし、自分が買いたいものを自由に買えるだけのお金がないのも「欠け」です。

その「欠け」を補い、弱いところを強化することで、全体を○に近づけることが運気アップの第一歩。それができたら、今度はバランスよくすべての運を強化し、少しずつでいいので○を大きくしていきましょう。運気は、そうやって大きくなっていくものなのです。

仕事運だけはすごくいい、とか、金運だけはいい、という人は、本当の意味で運のいい人にはなれていないと、風水では考えます。運のよさというのは、トータルで考えるもの。何かひとつだけの運が突出してよかったとしても、ほかがよくなければ、何かのきっかけで全体が崩れてしまうかもしれません。だからこそ、運全体をバランスよく鍛えていくことが大切なのです。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

運が突然くずれてしまう「欠け」の恐ろしい力

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。