「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

「結婚なんて」と言うと結婚できない風水的理由Photo: Adobe Stock

「なってほしい」ことは
どんどん口に出しましょう

言霊には、物事を決定づけ、実現に向けて環境を整えてくれる力があります。ですから、いいことや楽しいこと、希望につながるようなことは積極的に口に出す必要があります。特に「こうなってほしい」「こうなるといいな」と思っていることは、折にふれて言葉にして。「私って運がいい」「今日のメイクはすごくかわいくできた!」というように、自分をほめたり持ち上げたりするのも効果的です。言葉にすることで「運がいい自分」「かわいい自分」が決定づけられ、現実の自分もどんどんそうなっていきます。逆に避けたほうがいいのは、自分自身を否定したり、おとしめたりするような言葉。たとえば、「私ってバカだから」「どうせ何をやってもうまくいかないし」「やっても無駄」「いいことなんて全然ない」……本心ではなかったとしても、その言葉を発した瞬間、それが「事実」になってしまいます。

また、本心では結婚したいと思っているのに、「私は結婚なんてどうでもいいんだけど、親がしてほしいって言うから」と言ったり、金運がほしいのに「お金よりもっと大切なものがある」と言ったりする人がいますが、これも逆効果。言霊の力はあなたが思っているよりずっと強力ですので、自分が望んでいないことを口にすると、ほしい運がどんどん遠ざかってしまいます。

言霊は、それを発する人の心と密接に結びついているので、たとえポジティブな内容であっても、それが心からの言葉でなければ意味をもちません

たとえば、疲れているときや落ち込んでいるときに、「仕事って楽しい!」「充実してる」と口に出しても、それは心からの言葉ではないですよね。無理をしてポジティブなことを言っても、運に負担をかけるだけ。「仕事が忙しくて疲れた」「上司にきついことを言われて辛かった」……そんなときは無理にポジティブなことを言おうとせず、「疲れた」「辛い」と口に出してもいいのです。

ただし、言っていいのは事実だけ。「あの上司、死ねばいいのに」などと、ほかの人の不幸を願ったり、誰かを呪ったりするような言霊は絶対に口にしないでください。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

「結婚なんて」と言うと結婚できない風水的理由

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。