6年間で2回の海外体験
グローバル教育の充実
グローバル教育にも力を入れている。中1・2全員参加の「英語スピーチコンテスト」は、クラス内予選を勝ち抜いた代表者が学年全員の前でスピーチを行う。全学年で実施される「英単語コンテスト」は、英単語帳の範囲から100問を出題し、成績優秀者を表彰。クラス対抗形式で行われるため、学年全体が一体となって盛り上がる。
海外体験は6年間で2回用意されている。中3はニュージーランド短期留学、高2はオーストラリア修学旅行があり、高1・2の希望者には米ニューヨーク研修の機会もある。夏休みと冬休みには、韓国の同世代と交流する「日韓交流プログラム」を実施。中2~高2の希望者向けには、中国語・韓国語・フランス語の第二外国語講座を通年で開催しており、約70人が参加、現在は韓国語が特に人気だという。
探究学習は、中1~3がグループで「自然科学探究」「社会科学探究」「地域探究」に取り組み、高1・2はゼミ形式で個人の専門的な探究(個人探究)を深め、論文作成や発表を行う。
「25年度は“常緑樹の葉の老化がアレロパシー効果を誘発する”というテーマで探究活動を行った生徒が、高校生国際シンポジウムのポスター部門で最優秀賞を受賞し、世界大会(シンガポール)へ出場するなど、外部へも積極的に出ていきます。中高時代に自分の興味・関心のあるものを調べ、論理的に探究する経験は有意義で、思考力やコミュニケーション能力の育成に役立つ。大学の総合型選抜で活用できるという利点もあります」と稲村校長。
クラブ活動も盛んで、中高共に加入率は高い。文化祭や体育祭は生徒が主体となって運営し、学校は生徒の主体性を尊重する。計画通りに進まないこともあるが、失敗も貴重な経験と肯定的に捉え、教員は生徒が前面に出る場面を意識してつくり出している。
「近年は、教員に私立中高一貫校や国立大学出身者が増え、自分たちの経験を生かせることから学校全体が良い雰囲気で活性化しています。学校説明会を開催して感じるのは、安田学園のファンになってくださる方が増えたこと。安田学園の教育目的は“社会で有用となる人材の育成”、教育目標は“自学創造”です。今後も学ぶ環境を充実させながら、さらなる進歩を目指します」と稲村校長は力強く語る。
