「100年に1度の異常気象」ってホント?疑問を感じる人に伝えたい事実
今田由紀子
「猛暑日」が珍しくなくなった今、「異常気象」と呼べる日はどこまで減ったのか。実は、同じ37.5度超の猛暑でも、100年前のデータなら「異常」、近年のデータなら「異常ではない」と判定されることがある。温暖化で気候そのものが変わるなか、私たちが当たり前だと思う「平年並み」も変わっている。異常気象をめぐる意外なカラクリを、気候科学の専門家が解説する。※本稿は、東京大学大気海洋研究所気候システム研究系准教授の今田由紀子『異常気象の科学 猛暑・豪雨・大雪のしくみと将来予測』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。