世界投資へのパスポート
2018年2月12日公開(2018年2月12日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

米国市場は下落するも、カギを握る200日移動平均線
は死守! 反騰し、上値を追える条件が整った今、
狙うべきは決算発表で好業績を示したあの銘柄!

先週のマーケットは調整局面
テクニカル的には上値を追える条件が整う

 先週の米国株式市場は、2月に入ってからの軟調な地合いを引き継ぎ、週間ベースでダウ工業株価平均指数(NYダウ)が-5.2%、S&P500指数が-5.17%、ナスダック総合指数が-5.15%と続落しました。S&P500指数は一時高値から-10%を記録し、いわゆる「調整局面」が成立したことになります。

■ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月
ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月ダウ工業株価平均指数(NYダウ)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示
■S&P500指数チャート/日足・6カ月
S&P500指数チャート/日足・6カ月S&P500指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 S&P500指数の200日移動平均線は、2539.26にあります。トレーダー達は、S&P500指数がこの水準を死守できるかどうかに注目していました。先週金曜日、S&P500指数はこの水準めがけて急落、そこから急反発しました。結局、大引けは下ヒゲで終了しています。

 つまり、テクニカル的には、今週から上値を追ってゆける条件が整ったのです

現在の米国株式市場で
投資家は何を見ているのか?

 そもそも今回の急落局面は、賃金インフレに対する不安によってもたらされました。インフレ懸念は、米国10年債利回りの急騰をもたらしました。

■米国10年債利回りチャート/日足・6カ月
米国10年債利回りチャート/日足・6カ月米国10年債利回りチャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 おおまかに言って、米国10年債利回りが2.85%を超えると株式市場に売り物が殺到します。株価が急落すると、今度は株式市場から債券へと避難する資金により債券が買われ、その結果債券利回りが下がります。そして、債券利回りが2.7%台に低下すると、株式に対する売りプレッシャーが和らぎ、市場は反発モードに入ります

 ここ2週間のマーケットは、そういうことを繰り返しているのです。

株価の下落と企業の好業績により
株式バリュエーションは割高感が解消!

 現在、2017年第4四半期決算の発表が相次いでいます。

 これまでに67%の企業が決算発表を終え、その大半が事前コンセンサス予想を上回る好決算を出しています。その結果、来期以降の会社側ガイダンスも引き上げられるケースが多かったです。

 このため、S&P500の2018年のコンセンサス一株当たり利益(EPS)予想は157.02まで上がってきました。

 ちなみに去年のクリスマス直前は146だったので、わずか1カ月半で10ドル以上もコンセンサスEPS予想が伸びたことを意味します。つまり、企業業績は絶好調なのです

 この1)企業業績の好調と、2)過去2週間の株価の下げ、の2つの要因により、S&P500指数の株価収益率(PER)は16.7倍まで下がってきました。クリスマスの頃はこの数字が18.5倍だったことを考えると、かなり割高感は解消されたことがわかります

 ちなみに、過去5年間の平均PERは16倍、過去10年間は14.2倍です。

長期で見れば金利水準はまだまだ低い
しかし金利上昇の悪影響は当分出てこない

 さて、米国10年債利回りの上昇が今回の株安の引き金になったことは冒頭で説明しましたが、1960年代まで遡って見ると、現在の金利水準はまだまだ極めて低いことがわかります。

 金利の長期下落局面は、どうやら終焉したように見えます。したがって今後金利はだんだん上昇してゆくのかもしれません。しかし、その場合でも、金利上昇局面の初期段階では、上昇ペースが穏やかであることが過去の経験則で知られています。

 したがって、急激な金利上昇で、消費者がクレジットカード債務の返済に困る、変動金利住宅ローンの金利上昇でローンが返せなくなる、などの悪影響は、まだ出てこないと思われます。

今が回の米国株式市場で
何を買うべきか

 米国10年債利回りが現行の2.8%前後で、S&P500のPERが16.7倍なら、アメリカ株は「買い」だと思います。問題は、「何を買う?」ということです。

 ひとつのアプローチとして、私は「好決算を出した株を、こういうチャンスに素直に拾う」という戦法をお勧めします。

 今回の決算発表シーズンで、とりわけ印象に残った素晴らしい決算を出した企業には、フェイスブック(FB)アマゾン(AMZN)エヌヴィディア(NVDA)スナップ(SNAP)などがあります。

【今週のまとめ】
米国株式市場に絶好の買いチャンスが到来!
素直に「好決算企業」を狙え!

 米国株式市場は、高値から-10%の下げを演じ、「調整局面」に入っています。しかし、テクニカル的には200日移動平均線を死守し、下ヒゲを付けているので買い出動すべき局面です。

 米国企業の業績はすこぶる好調で株価収益率(PER)はずいぶん下がりました。割高感は払しょくされたのです。今後も金利上昇はゆるやかだと思われるため、いまは絶好の買いチャンス到来です。

 銘柄選定に当っては、足もとの決算で立派な数字を出した企業に注目したいと思います。

【今週のピックアップ記事!】
「ソフトバンク」がIPO(新規上場)を公式発表! 初値予測や過去の大型IPOの比較から、孫正義氏の狙いまで、フィスコのアナリストがズバリ分析!
安定的にキャッシュを稼ぎつつ、戦略的な設備投資で事業拡大を狙う、成長が期待できる銘柄を狙い打ち! キャッシュリッチな「大冷」「東京特殊電線」に注目
【2018年4月1日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。また「トレードステーション米国株 スマートフォン」なら、高機能チャートなど、多彩な機能を活用しながらスマホアプリから米国株の取引が可能! 現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1400銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル

注)2017年9月25日現地約定分からの手数料
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr


ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2018]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2018年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

割安&成長株123銘柄
成功者の必勝戦術!
株主優待 大賞2018

6月号4月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

 

【5万円株で勝つ!儲かる少額株&投資戦術】

●「儲かる少額株」&「戦術5万円株で勝つ!
成功者6人の賢い勝ちワザ
割安5万円株31+10万円株17
高成長5万円株10+10万円株29

桐谷さんの優待で始める「株」入門
・株主優待って何がイイの
どう選んでどう買えばいい?
株価が上下する理由っていったい何?
・優待株の具体的な買い方は?

手数料ゼロで始める! iDeCoの儲け方

モーニングスター・リッパー・楽天受賞投資信託にダマされるな
投信アワードから厳選した本当にスゴい投信

米ドル/円は年内95円もありうる!
カリスマFX投資家の戦略を公開!
・2018年後半の為替予想

●デフレ脱却!? 公示地価上昇のウソ

<別冊付録> 株主優待【大賞・2018】
・買いの106銘柄をチェック!
・全20部門別の株主優待大賞2018
・「利回り」など5大ランキング付き!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング