世界投資へのパスポート
【第338回】 2014年10月25日公開(2014年10月28日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
広瀬 隆雄

先端運転補助システム(ADAS)の
デファクト・スタンダードを目指す
モービルアイ社の株は買いか?

1

【今回のまとめ】
1.先端運転補助システムはドライバーに代わって事故回避行動を起こす
2.モービルアイは独自のソフトウェア、ならびに半導体を開発した
3.既に業界のデファクト・スタンダードを狙える位置にある
4.先端運転補助システムの延長にあるのは自動運転車だ

先端運転補助システムとは?

 先端運転補助システム(ADAS)とは、クルマのフロントガラスの中央上方に取り付けたカメラで前方を監視し、ドライバーが見落としがちな歩行者、自転車、動物、その他の障害物との衝突の可能性を事前に察知し、自動的にブレーキを踏むなどの回避行動をするシステムを指します。

 このシステムは居眠り運転による車線からのはみ出しや、赤信号をうっかり見落とした場合も、ドライバーに代わって是正措置を取ります。

 イスラエルに本社のあるモービルアイは、15年も前からこの先端運転補助システムの開発に取り組んできました。そして独自のソフトウェア・アルゴリズムを完成させたのです。これに「EyeQ」と呼ばれる、リアルタイムに反応する半導体をセットにして組み合わせ、世界の自動車メーカーに提供しています。

普及率は向こう5年で40%へ

モービルアイは、既にオペル、アウディ、BMW、フィアット、フォード、GM、ホンダ、ジャガー・ランドローバー、テスラなどに採用されています。2014年末までに18社の自動車メーカーがモービルアイを搭載した新車を売り出す予定で、2016年にはその数が20社に増える予定です。

 モービルアイを搭載したモデル数は下のグラフのように推移しています。

 既に今年の3月までに世界で330万台ものクルマがモービルアイを搭載して走行しています。

 現在の先端運転補助システムの普及率は5%に過ぎませんが、向こう5年で新車の4割がそれを搭載するだろうと言われています。

 モービルアイを搭載したクルマの人身事故は23%減少、衝突事故は8%減少したと報告されています。

米国当局の動き

 米国運輸省高速道路交通安全事業団(NHTSA)は先ごろ、2018年までに後方視界システムを全ての新車に備え付けることを義務化しました。これは将来、先端運転補助システムが義務化される前兆だとウォール街関係者は見ています。

自動車メーカーとの協業

 自動車メーカーは新車を開発する際、その設計段階でモービルアイのシステムと摺合せ作業をします。ひとたびモービルアイに基づいた設計がされてしまうと、後から他社のシステムに変更するのは難しいです。つまり、いまはなるべく多くのメーカーの、多数のモデルに採用してもらい、業界のデファクト・スタンダードを目指している最中なのです。

データの収集

 モービルアイを搭載したクルマが世界中を走り回ると、その走行データがどんどん蓄積されます。これは将来のシステム精度の向上の際、貴重な情報となります。

 将来的には全ての新車が常にインターネットと接続した状態になることが考えられるので、モービルアイのソフトウェアのバージョンアップもネットを通じて出来てしまうようになることが予想されます。

 さらに保険会社はモービルアイを搭載しているかどうかで自動車保険の割引などの判断材料にすることも想像に難くありません。そうなると実績が多い会社が有利になり、後発の参入はいよいよ難しくなるわけです。

【2017年9月6日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1400銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル

注)2017年9月25日現地約定分からの手数料
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr


ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

10月号8月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【最強「株」ランキング&ふるさと納税・秋冬版】
速報! 上方修正必至好スタート株13
・3年で2倍を狙う「儲かる株」ランキング!
成長+割安+配当の「3拍子揃った最強株25」
[17-18年秋冬版]ふるさと納税 大カタログ
・禁断の ふるさと納税「還元率」ランキング
株で1億円作る とっておきのマル秘ワザ
美人主婦のコツコツ「デイトレ」術!
・毎月分配型投信「本当の利回り」激辛診断!
・アナタの危険度は?「老後貧乏」から脱出!
利回り6%超も! 直近3カ月の「新設優待株」
・まだ買える? 高値更新中の米国株をチェック
・勝谷誠彦の「兵庫県知事選挙・散財記」

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!