世界投資へのパスポート
【第358回】 2015年3月16日公開(2015年3月19日更新)
バックナンバー

「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

行列嫌いのアメリカ人が嬉々として並ぶ
シェイクシャックの株は、買いだ!

1

【今回のまとめ】
1.シェイクシャックには毎日長蛇の列が出来ている
2.有名レストランを手掛けたグループがシェイクシャックを経営している
3.食の安全、新鮮さを強調
4.コミュニティとの共存共栄をモットーとする
5.店舗数は、まだ僅か
6.日本にも来年やってくる
7.着実に新規出店を繰り返すだけで成長が見込める

まるでiPhone売り出し日のような光景が、毎日展開

 およそアメリカ人ほどせっかちな国民は居ません。彼らは、ちょっとでも待たされると、ブーブー不満を言い、悪態をつきます。

 もちろん、新しいiPhoneが売り出される日、アップル・ストアの前に行列が出来ますが、これは例外です。

 ところがそんな行列が、毎日出来る店があるのです。それがシェイクシャック(ティッカーシンボル:SHAK)です。

シェイクシャックとは?

 シェイクシャックとは、いまニューヨークを中心に人気化しているハンバーガー・チェーンです。

 ハンバーガー、ホットドッグ、シェイク、フローズン・カスタードなどが主なメニューです。

 一見、何の変哲もありませんが、同社には特別の秘密があります。それはユニオン・スクエア・ホスピタリティ・グループ(USHG)という、企業によって始められた点です。USHGは、ニューヨーク屈指の高級レストラン、ユニオン・スクエア・カフェ、ならびにグラマシー・タヴァーンを手掛けたことで有名です。

シェイクシャックの起源

 シェイクシャックの起こりは2001年にさかのぼります。当時、マンハッタンのグリニッジ・ビレッジの北にあったマジソンスクエア・パークは、手入れが行き届いておらず、市民の足が遠のいていました。

 そこでニューヨーク市はマジソンスクエア・パークのリニューアル計画の一環として、USHGにホットドッグの屋台の営業権を与えました。

 このホットドッグ・スタンドが市民から好評だったので、ニューヨーク市は恒久的なキオスクを公園内で営業して良いという営業許可をUSHGに出します。こうして建設された「小屋(シャック)」が、シェイクシャックなのです。

 シェイクシャックの開店で、公園を訪れる市民が増え、マジソンスクエア・パークは、再び市民の憩いの場としての機能を取り戻しました。

シェイクシャックのコンセプト

 シェイクシャックは、ファースト・カジュアルならぬ「ファイン・カジュアル」を目指しています。つまり早くて安いだけではなく、カジュアルだけど丁寧に調理されていて、美味しい店を目指しているのです。

 こんにちの消費者は、自分が口に入れる食べ物がどこから来て、安全かどうか? という問題にとても関心を持っています。同社は全て天然の素材を使用し、成長ホルモンや抗生物質を一切使用しないビーフだけを使用しています。バーガーは店舗のキッチンで練って作りますし、シェイクは手で振って作ります。野菜類も新鮮で高品質のものだけを選んで添えます。また野菜やシェイクの原料は、なるべくローカルで調達します。

 大企業的な効率主義を排し、コミュニティと共生し、コミュニティに利益を還元することにも心を砕いています。

出店戦略

 同社の出店戦略はユニークです。普通、アメリカのマクドナルドは高速道路沿いに立地し、遠くからでも良く見える、高い広告塔に「M」のロゴを掲げています。店舗の大半はドライブスルーを備えており、店員と来店客とのやりとりは最小限に抑えられています。言い換えれば、効率最優先主義なのです。

 これに対し、シェイクシャックは、大都市の公園、博物館、教育施設や空港などの近くに出店します。つまり徒歩で来店する、都会の洗練された消費者を主なターゲットにしているのです。このため店の雰囲気はマクドナルドよりはスターバックスに近いです。

 現在の店舗数は1月の新規株式公開の時点で63店舗でした。

 2015年中は、少なくとも10店舗の新規店舗をオープンする予定です。また英国、中東などで少なくとも5店舗のライセンシーによる店舗がオープンされる予定です。

 さらに2016年からは日本でも出店します。日本進出にあたってはローカル・パートナーとしてサザビー・リーグと組んでいます。サザビー・リーグはスターバックスを日本に紹介した企業でもあり、経験や実績面では申し分ありません。日本では向こう5年間で10店舗を展開する計画です。

 シェイクシャックの売上高は、下のグラフのように推移しています。

 先週発表された2014年第4四半期の売上高は予想3,305万ドルに対し3,480万ドルでした。また決算発表に際して2015年通年の売上ガイダンス(=会社側予想)も発表されています。それによると今年は1.59~1.63億ドルの売上が見込まれています。

【2017年5月1日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1390銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
1取引あたり25米ドル(1000株まで)
※1000株を超えた分は、1株あたりに2セント追加
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr

[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

上がる5万円株大研究
ふるさと納税ベスト
桐谷さんの必勝株

7月号5月20日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【日本株やふるさと納税、投信情報が満載!】
・高配当・大化け・優待狙い5万円株大研究
・4つの視点で選ぶ優良5万円株ランキング
桐谷さんの少額の株主優待必勝株!
・はじめての株価チャート教室
ソニーなど人気7銘柄テクニカル分析
・最新決算でわかった本当に強い株18
2017年末までの買い時と投資戦略
急げ!高還元率ふるさと納税大集合
・減配リスクが小さい毎月分配型投信
勝ち組が指南!ネット証券選びの新常識
株主総会の見所&お土産ベスト37
赤字転落日本郵政は売りか?
・世界最強の米国株の上昇はどこまで上がる?
・ほったらかしFXで稼ぐ

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!