世界投資へのパスポート
【第367回】 2015年5月24日公開(2015年5月27日更新)
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「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

夏のボーナスでNISA投資をするなら
5年間ずっと保有できる堅実な銘柄を選べ!
おすすめの米国企業の銘柄とETFを紹介!

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【今回のまとめ】
1.夏のボーナスでNISAを始めるなら5年間ずっと保有できる堅実な銘柄を選べ
2.エクソン・モービルはロックフェラーのスタンダード石油がルーツ
3.エクソン・モービルは原油を生産した以上に新しい石油を発見するのが得意
4.バンガード・トータル・ストック・マーケットETFは経費率が驚異的に低い

NISAではBUY&HOLD戦略が適している。
投資対象は手堅い銘柄でなければ不安だ

 NISAとは少額投資非課税制度を指します。20歳以上の人であれば毎年100万円までこの制度を利用して投資することができます。

 NISA口座のメリットは、その口座で購入した株式や投信は、最長5年間、配当金、分配金、キャピタルゲインが全て非課税となる点にあります。ただし非課税扱いになるのは、一回限りなので、デイトレなどの売買を繰り返す投資スタイルには向きません。

 だからNISA口座で一度購入したら、なるべく5年間の期間のギリギリまで保有し続ける方が有利です。つまりBUY&HOLD戦略が、この制度にもっとも適った投資スタイルということになります。

 簡単に5年間と言うけれど、5年は本当に長いです。その間には弱気相場の局面も一度ならず訪れるでしょうし、景気後退や国際情勢の急変などのイベント・リスクも覚悟する必要があります。

 そのような不確実性を乗り越えて、じっと保有し続けるということになると、相当堅い投資対象でなければ不安です。

 そこで今日は堅実な銘柄を二つ紹介します。

エクソン・モービルはキャッシュフローが潤沢。
トータル・リターンは平均で年率12.5%

エクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)は上場石油会社としては世界最大です。同社の前身はジョンD.ロックフェラーのスタンダード石油です。

 スタンダード石油は、余りに強大になりすぎたせいで、シャーマン反トラスト法により分社化を命ぜられました。それによって生まれたスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージーがエクソン・モービルの母体です。

 エクソン・モービルは極めて堅実に経営されていることで有名です。とりわけ石油を地中から汲み上げ、販売した分だけ、別に新しい石油を見つけてくる(=そのことをリザーブ・リプレースメントと言います)事が上手いです。直近の10年間のリザーブ・リプレースメント・レシオは120%でした。これはたいへん立派な数字です。

 石油を見つけてくることが上手いということは、投下資本利益率も高くなることを意味します。

 エクソン・モービルはキャッシュフローが潤沢な会社としても知られています。

 そして儲けたお金を、積極的に投資家に還元しています。

 過去20年の年率トータル・リターン(値上がり+配当)は平均して年率12.5%でした。

 つまり過去20年の実績が今後も続くと想定すれば、年率12.5%前後のリターンが期待できるということです。

 エクソン・モービルの業績はこのところ足踏みしています。これは同社固有の原因ではなく、原油価格下落が原因です。

【略号の説明】DPS:一株当たり配当、EPS:一株当たり利益、CFPS:一株当たり営業キャッシュフロー、SPS:一株当たり売上高

 

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【2017年8月1日更新!】

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