スカウトメールを受け取ったとき、確実に内定が出るとつい安心してしまい、就活の行動にブレーキをかけていませんか？

 大手を中心とした就職（転職）支援サイトには「スカウトメール」という機能があるのをご存じでしょうか。登録していた就職（転職）サイトからある日企業のスカウトメールを受け取り、求人案件を紹介された経験がある方も少なくないのではないかと思います。

 今や、ほぼ全ての就職（転職）支援サイトでは、求人掲載企業に向けて当たり前になっているサービスです。しかし、残念なことにスカウトメールの影響で就活生の中には勘違いをしてしまう方もいます。

 例えば、そもそもスカウトメールではない企業PRメールをスカウトメールと思い込んでしまう場合です。内容を十分確認しないまま、「自分がこの企業から求められている」「スカウトに応じればいつでも内定が取れる」と考え、いつでも就職できるだろうと勘違いをしてしまい、就活の勢いにブレーキをかけてしまうのです。

 今回は、企業から送られてくることで、胸が踊るような響きを持つ「スカウトメール」について考えていきたいと思います。

スカウトメールは
新卒、既卒で各々こう行われる

 就職（転職）支援サイトにプロフィール登録をすると、転職のスカウトメールの場合、企業が主に職務経歴から合致する候補者を絞り込み、企業の人事担当あるいは登録している就職（転職）支援サイトのキャリアコンサルタントから送られてきます。。中には“オファー”というメールで送られてくる場合もあります。

 ところが、新卒の場合、登録者の学歴などでフィルターをかけて、企業が機械的に一斉送信しているケースが大半です。