物価高と人手不足に苦しむ企業に、いよいよ「金利ショック」が牙をむき始めた。2026年上半期の企業倒産は13年ぶりの高水準となり、人手不足を理由とした倒産は過去最多を更新している。コスト増を価格に転嫁できず、賃上げ原資の確保にも窮する中、金融機関のモニタリングや企業選別は厳しさを増している。各社の命運を分けるのは、借金の多さだけでなく、高い金利での借り換えリスクとそれに耐えうる収益力の有無。そこでダイヤモンド編集部は、上場企業の財務を総点検し、倒産「危険水域」にある360社をあぶり出した。さらに今回は、倒産危険度を示す「Zスコア」に加え、2年以内に返済・償還を迎える有利子負債に着目し、調達金利が上昇した場合の利益への「衝撃度」を独自試算した。あなたの勤務先や取引先は大丈夫なのか。大企業も例外ではない財務の弱点を指摘しながら、大量淘汰の波に直面する企業の実像に総力取材で迫る。