中国のモバイル決済大手2社は、盗まれた「アップルID」を使った不正決済が発生していると明らかにし、問題に対処するようアップルに要求した。中国電子商取引大手アリババ集団傘下の「アリペイ(支付宝)」は最近、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」ユーザーに対し、オンラインで注意喚起の通知を掲載。一部の顧客が資金を失う事態が発生したとしている。アリペイは、どのような仕組みで盗難が起こるのか「複数回にわたり」アップルに説明を求めたが、アップルは問題を調査中と回答したという。アップルIDは、アプリを販売する「アップストア(App Store)」やクラウドサービス「アイクラウド(iCloud)」を利用する際に必要なアカウント。これにはユーザーの電子メールやパスワード、決済情報などが含まれている。
盗難アップルIDで不正モバイル決済、中国で問題に
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