米中間選挙が目前に迫る中、その影で別の戦いが繰り広げられている。有権者が決して目にすることのない「オバマ対トランプ」前・現大統領による対戦だ。両氏は目下、自らの功績に重大な意味を持つとみる中間選挙を前に、全米を駆け巡り有権者に投票を呼びかけている。オバマ氏は10月後半に民主党のイベント5つに参加した。2日も南部の激戦州であるフロリダ、ジョージアのイベントに参加、トランプ氏も週末にフロリダ、ジョージア両州を遊説。オバマ氏がターゲットとするのは、自身を2度の大統領選勝利に導く原動力となったアフリカ系米国人、ヒスパニック、若者層だ。民主党は、オバマ氏が有権者に大統領選並みの盛り上がりをもたらしてくれると期待する。オバマ支持者であるこれらの有権者層は通常、中間選挙では投票しない傾向がある。
トランプ対オバマ「影の中間選挙」、全米で火花
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