「知恵や経験の豊富なシニアだからこそ、世の中に貢献できることはたくさんあるはず。高齢化社会を問題視する風潮がありますが、シニアの知恵や経験を活かせるというプラス面もあるのではないでしょうか。『おばあちゃん』だってこんなに社会に役立つのだ! OKおばあちゃんでそのことを証明したいと思っています」(安倍さん)

 現在、首都圏だけでも約150人のOKおばあちゃんが登録されている。人生経験や主婦としての経験が豊富なだけでなく、なかには、前職が人事部部長や服飾専門学校の先生、「銀座のママ」といった経歴のおばあちゃん、筆文字や裁縫などの高い専門性を持つおばあちゃんも。彼女たちの多くは、「収入のため」というより「誰かの役に立ちたい」という思いで取り組んでいる。

必要とされ続けたいシニア女性、
そんな彼女たちを求め続ける人々

 OKおばあちゃん利用者の満足度は高く、リピーターも多いという。サービス提供のスキルだけでなく、シニアならではの気遣いや安心感が期待されているようだ。

「誰かに必要とされ続けたいというシニア女性も、そんなシニアを求める人々も、たくさんいるのが現状です。両者の橋渡しをしていくことで、幅広い世代の人たちが精神的に豊かになるお手伝いができたら嬉しいですね」(安倍さん)

 家族には言えないあんな悩みや、同世代には頼めないこんな願い……。そんなあなたの心の隙間を、おばあちゃんが埋めてくれるかも。

(藤崎雅子/5時から作家塾(R)