“金融×IT×コンサル”という三つの要素の掛け合わせに独特の強みを持つ。単なるシステム開発ではなく、顧客の課題解決のため上流工程からコミットする。イノベーション事業では無人レジ・店舗を実現する「ワンダーレジ」を開発、前人未到の領域に挑戦する。
サインポスト
蒲原 寧(かんばら やすし)
代表取締役社長
蒲原 寧(かんばら やすし)
代表取締役社長
サインポストが他のIT会社と違うのは、お客さまと一体化し、お客さまのIT部門の一員として、困り事全てを解決するコンサルティングをしている点です。主眼に置くのは、あくまでも、お客さまの経営目標達成に向けた課題解決であり、ITは手段にすぎません」
そう語るのは、2007年に同社を創業した蒲原寧社長だ。17年には東京証券取引所マザーズに上場している。
事業内容は、金融ITコンサルティング事業、ソリューション事業、イノベーション事業の3本柱。コンサルティングでは、蒲原社長が語るように“お客さまのIT部門の一員として”会議には顧客と肩を並べて参加、IT部門の一員として開発会社・協力会社に向かい合い、顧客の視点でプロジェクトの進行をサポートしていくのが特徴だ。特に銀行の勘定系システムに強く、経年劣化したシステムを刷新するプロジェクトを数多く担当している。
「当社の営業は、きれいなお花畑(品質の高い仕事)を創り、お花畑の在りかを広めることにあります。これを“お花畑営業”と呼び、実際に銀行の頭取が別の頭取を紹介してくれるケースが多く、お客さまとの信頼関係がそのベースにあります」(蒲原社長)