ほぼ毎朝、筆者が最初に口にする言葉は「ヘイ、グーグル」だ。妻や飼い犬にあいさつするより先に、ナイトテーブルに置かれたグーグルのスマートスピーカー「Home Hub(ホーム・ハブ)」に向かって天候を尋ねる。サンフランシスコ近郊に住む筆者はもう分かっている。いつも霧が立ちこめ、気温はカ氏62度であると。ホーム・ハブは音声アシスタント「グーグル・アシスタント」を搭載する。アマゾンの「Alexa(アレクサ)」やアップルの「Siri(シリ)」と同様、消費者のデジタル生活の中心に据えられるという高い目標を掲げる。サムスン電子の「Bixby(ビクスビー)」やマイクロソフトの「Cortana(コルタナ)」は大きく後れを取るものの、同じことを目指している。