ドナルド・トランプ米大統領の顧問弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏の関係者2人が、今年2月にも前ウクライナ大統領に対して、ホワイトハウス訪問の見返りとして、ジョー・バイデン前副大統領の息子と2016年の米大統領選への干渉疑惑を調査するよう求めていたことが分かった。トランプ氏は7月、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー新大統領との電話会談で、バイデン親子や大統領選に関する調査の実施を要請しているが、その数カ月も前から、ジュリアーニ氏の関係者が同国大統領に調査を働きかけていたことになる。関係筋によると、ジュリアーニ氏の関係者で、選挙資金法違反の罪で訴追されたレブ・パーナス、イーゴリ・フルーマン両被告とウクライナのペトロ・ポロシェンコ前大統領は2月下旬、同国のユーリー・ルツェンコ検事総長のオフィスで会合を持った。ジュリアーニ氏はこれまで、パーナス、フルーマ両被告が1月下旬、ニューヨークで自身とルツェンコ氏に面会し、その後2月中旬にもポーランドのワルシャワで再び会合を持ったことを明らかにしており、ポロシェンコ前大統領との会合はその直後のタイミングとなる。
ジュリアーニ氏関係者、ウクライナ前大統領にも調査要請
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