紙ベースの業務プロセスを変革する
デジタル文書プラットフォーム

生産性向上と顧客体験の変革

ソニー銀行は、
ぺーパーレスな住宅ローン手続きを実現

「日本でも業務プロセスのデジタル化に当たって、DCの活用事例が増えています」と話すのは、アドビ システムズ マーケティング本部デジタルメディア ビジネスマーケティング 執行役員の北川和彦氏だ。

 例えば、国際物流を手掛けるケイラインロジスティックスでは、貿易業務を取り巻く電子化の流れの中で、顧客とのやりとりや社内で作成する書類の多くをPDFで管理・運用するようになった。従来は、特定部署の一部のユーザーにのみ永続型ライセンスのAcrobatが支給されてきた。そのため、Acrobatを利用したい場合は、特定ユーザーにPDFの作成を依頼する必要があり、本人の業務が滞ってしまうことが少なくなかった。

 「クラウドベースのDCをご提案したところ、利用したい人が、利用したいときにAcrobatを利用できるようになり、業務効率が大幅にアップしました。また、追加料金なしで常に最新バージョンが利用できますし、バラバラのライセンスを一本化することで、管理の手間も軽減されます」(北川氏)

 一方、インターネット専業のソニー銀行は、住宅ローンの契約手続きにDCとAdobe Signを導入し、ペーパーレスな住宅ローン手続きを実現した。「紙ベースの業務フローを根底から見直した結果、電子化への移行が検討される中で、セキュリティーと操作性のバランスから、Adobe Signを選定していただきました」(北川氏)。

 住宅ローンの電子契約サービスの開始に伴い、2~3週間かかっていた契約業務は最短1時間程度に短縮し、顧客へのサービス価値向上と10%程度の業務コスト削減も期待されているという。

北川和彦
アドビ システムズ
マーケティング本部
デジタルメディア ビジネスマーケティング
執行役員

 「ユーザー企業の業務プロセス改革を支援するには、アドビの製品単体では限界があるのも事実です。『AcrobatはPDFを閲覧するだけのツール』という先入観をお持ちの方もまだまだいらっしゃいます。幅広い利便性をいかにアピールし、企業の業務フローの中に組み込んでいくか。今後は外部パートナーとも積極的に連携し、ユーザー事例の紹介を増やしていきながら、日本企業のデジタル化支援を強化していくつもりです」。北川氏はそう締めくくった。

●問い合わせ先
アドビ システムズ 株式会社
URL:https://www.adobe.com/jp/

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