2020年~21年の年末年始は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で帰省も旅行も自粛した人が多かったことだろう。また11都府県で緊急事態宣言が発令中で、GoToトラベルキャンペーン復活の兆しも見えない。とはいえ、今年中にはそのリベンジも兼ねて旅行に出かけたいものだが、もし出かけることができるなら、行きたいと思われている市区町村はどこなのか。

 今回は、ブランド総合研究所が行った「市区町村『観光意欲度ランキング』2020」を見ていこう。

 このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる「地域ブランド調査2020」によるもので、今年で実施は15回目。「市区町村『観光意欲度』ランキング」は、「今後、各自治体に観光や旅行に行きたいと思いますか?」という問いに対して、「ぜひ行ってみたい」を100点、「機会があれば行ってみたい」を50点、「どちらもいえない」「あまり行きたいとは思わない」を0点として、加重平均した数値を算出した。全国の消費者3万1734人から有効回答を得た。調査期間は、2020年6月24日~7月20日。

札幌市&函館市が再び1位に
市区町村「観光意欲度」ランキング発表!

 2020年版の市区町村「観光意欲度」ランキングは、前年に引き続き札幌市、函館市が同点(56.6点)で1位となった。函館市は3年連続、札幌市は2年連続で1位になっている。

 3位は僅差で京都市(56.2点)、4位は小樽市(53.0点)となった。4位までは前年と同じ顔ぶれになったが、5位は前年11位の富良野市(49.9点)がランクインした。