中国政府が同国西部の砂漠地帯で、米軍の空母や軍艦と同じ寸法の模型を建築したとみられている。台湾を巡り米中の対立が深まる中、人民解放軍(PLA)がよりリアルな訓練に注力していることが示された。PLAが訓練に使用している新疆ウイグル自治区西部の砂漠を撮影した衛星写真では、ニミッツ級空母や少なくとも2隻のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のような外形が確認された。写真の詳細はコロラド州に拠点を置く2社が提供したもので、それによると空母サイズの模型は移動もできるよう線路の上に建設されたようだ。中国外務省の汪文斌報道官は8日のブリーフィングで、これらの衛星写真について質問されると、政府として事態を把握していないと述べた。