米国の人気ホームコメディー「フレンズ」が今月、数年の空白を経て再び中国の動画配信サービスに戻ってきた。だが、一部で編集が加えられたことで、ファンの反発を招いている。中国では2018年に動画配信サービスから削除されるまで、フレンズの全エピソードがすべて視聴可能な状況にあった。先週に入り、ビリビリやテンセントホールディングスなど複数のストリーミングサービスで配信が復活したが、性的少数者(LGBT)に関する場面などが編集または削除されており、一部のファンから不満が上がっている。営業時間外にビリビリ、テンセントに問い合わせたが、現時点でコメントは得られていない。週末には中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」で「#フレンズ編集された」のハッシュタグがトレンド入りしたが、その後検索できない状態になった。これは当局の検閲が入った兆候を示している。