外国勢どこへ? 米国債市場、揺らぐ需給バランスPhoto:NurPhoto/gettyimages

 外国人の米国債への飽くなき欲求はもはや存在しない。米政府にとっては悪いニュースだ。

 米国債市場は大きな需給変化の真っただ中にある。連邦準備制度理事会(FRB)は毎月約600億ドル(約9兆円)のペースで保有資産を減らしている。かつては重要な需要の源となっていた海外の買い手、特に中国と日本は最近ではあまり当てにできなくなっている。