商品(コモディティー)市場ではウラン価格の上昇が続いており、そのラリーが収まる半減期まではしばらくかかるかもしれない。  ウラン市場データ会社UxCによると、ウラン(八酸化三ウラン)のスポット価格は8日に1ポンド(約450グラム)当たり92.50ドル(約1万3400円)と、ロシアによるウクライナ侵攻以降2倍余りに上昇し、2007年以来の高値を付けた。これが支援材料となり、カナダのカメコなどウラン採掘会社の株価はこの12カ月で71%上昇。現物を保有するスプロット・フィジカル・ウラニウム・トラストやイエロー・ケーキなどのファンドも、12カ月でそれぞれ74%、58%上昇した。