トップは装置メーカーの東京エレクトロン
2位のソニーは営業利益1.5兆円超え?

 早速、ランキング上位企業を見ていこう(下表参照)。

 トップには、半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンが君臨する。フォトレジストを塗布する「コータ」や露光したフォトレジストを現像する「デベロッパ」などが主力製品だ。

 2位には、イメージセンサーを手掛けるソニーグループがランクイン。3年後の予想営業利益の絶対額1兆5376億円は、ランキング対象の全企業の中でトップだ。

 3位はモーターメーカーのニデック。ニデックは、ルネサスエレクトロニクスと次世代半導体の共同開発を進めており、EV駆動装置「イーアクスル」への搭載を目指すなど半導体領域に注力している。

 4位は、FA(ファクトリーオートメーション)機器のキーエンス。半導体製造の過程で用いられる寸法測定器などを手掛ける。

 5位の三菱電機は、EVなどの電力制御を行うパワー半導体が強みで、国内ではパワー半導体のトップメーカーだ。

 6位の住友化学は、フォトレジストやプロセスケミカルなど、半導体材料で知られる。2023年度はサウジアラビアの石油事業や住友ファーマの苦戦で2850億円の営業損失を見込む(第3四半期決算発表時点)が、このランキングでは黒字回復を果たす予想だ。

 続いて、ワースト20社を見てみよう(下表参照)。

 減益予想は2社のみで、3位以下は全て増益だ。

 このランキングは、あくまで直近の業績に基づいた試算であり、もちろんこの通りになるとは限らない。しかしそれでも、減益予想がわずか2社しかなく、その2社も巨額の黒字を維持している。このことは、半導体業界の活況ぶりを如実に物語っているといえよう。

Key Visual by Noriyo Shinoda, Graphic:Daddy’s Home

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