バブル再来!株価を動かす重大ニュース 人事、再編、物言う株主の思惑…記者が総力取材#18Photo:SOPA Images/gettyimages

半導体関連銘柄の躍進が止まらない。半導体株の上昇は2月に記録した日経平均株価の最高値更新にも寄与した。実は、半導体市場の先行きを占う、ある指標が存在する。特集『バブル再来!株価を動かす重大ニュース 人事、再編、物言う株主の思惑…記者が総力取材』(全18回)の最終回では、重要な指標と関連する銘柄について紹介する。(ダイヤモンド編集部 宮井貴之)

生成AIブームを背景に
好調な半導体関連銘柄

 日本の半導体株は上昇の一途をたどってきた。半導体向け製造装置を手掛ける東京エレクトロンや、レーザーテック、SCREENホールディングス(HD)も株価上昇が著しかった。

 半導体関連銘柄の上昇もあり、2024年2月22日に日経平均株価は、バブル期の1989年12月29日に付けた3万8915円87銭を上回り、約34年ぶりに史上最高値を更新した。

 半導体関連銘柄を中心に上昇した背景にあるのは、生成AI(人工知能)向けの半導体需要が増えるとの期待が高まっていることだ。

 特に日米で注目を集めているのが、米半導体メーカーでGPU(画像処理装置)の設計を手掛けているエヌビディアだ。

 2月22日に発表した23年11月~24年1月期決算は市場予想を上回った。日本の半導体銘柄にも需要が膨らむとの見方が広がり、最高値更新を後押しした。

 ただ、市場には過熱感も漂っている。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「エヌビディアの好決算を受けた買い注文に加えて、投機筋による日経平均先物の買いが半導体の株価を押し上げてきた」と分析する。

 次ページでは、過熱感がある中、半導体関連銘柄が手掛ける製品の需要を見極めるある重要な指標と、今後の業界の動向について解説する。