投資家は、トランプ政権やそれが株価に与える影響について大きな期待を寄せていたが、大統領はこれまで予想されていたほど市場に友好的ではない可能性を示唆している。ドナルド・トランプ大統領がリセッション(景気後退)入りする可能性を排除しなかったことを受け、経済に打撃が生じた場合でも、大統領が関税などの政策を撤回または転換しない可能性があるとの懸念が投資家の間で広がっている。これは2024年末の株価急騰につながった大統領選後の「トランプ相場」からの急激な転換となる。インタラクティブ・ブローカーズのシニアエコノミスト、ホゼ・トーレス氏は10日、「投資家は急いで難を逃れようとしている」と指摘。「トランプ大統領は国が移行期にあると述べているが、これは政権が描く大きな進展に先立ち、行政府が短期的な痛みを容認する意向であることを示唆している」と述べた。
トランプ相場失速、面食らう投資家
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