【韓国でも桜を楽しめる!?】韓国旅行でオススメの桜の観光地5選

春休み。雑誌やテレビで韓国特集を見て、「韓国旅行に行きたい」「韓国でおいしいご飯が食べたいなぁ」と、韓国に興味を持っている人もいるかもしれない。そんな人におすすめなのが、『ゼロからわかる！ 楽しく続けられる！ 韓国語1年生』（ハングルノート加藤著）だ。韓国語の勉強法はもちろんのこと、韓国旅行に行ったら使えるフレーズや、韓国のおすすめグルメや観光スポット満載の1冊。「こんな本がほしかった」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている一冊。今回は、人気韓国旅行YouTuberとしても活躍する、著者のハングルノート加藤氏に「春におすすめの韓国の観光スポット」について話を聞いた。

韓国の「桜の有名観光スポット」を紹介！

春といえば桜の季節。桜は日本の国花のひとつなので、お花見は日本国内で楽しむものと思っている方も多いかもしれませんね。

でも、じつは韓国にも桜がきれいな人気のスポットがたくさんあるんです。

今回は韓国の桜の楽しみ方や韓国の桜の有名観光スポットをご紹介します。

韓国では桜の木の下で宴会はしない!?

日本の「お花見」と言えば、桜の木の下でシートを敷いて仲間と一緒に綺麗な桜を眺めながら飲食を楽しむ……というイメージがありますよね。

一方、韓国では桜の木の下でゆっくりお酒を飲んだり美味しいものを食べたりして談笑する、といった楽しみ方はしません。

まったくないわけではありませんが、一般的な桜の楽しみ方は「鑑賞」です。

桜並木道をのんびり散歩しながら、写真を撮ったり、家族や友人と会話をしながら楽しみます。

有名観光スポットでは屋台も出ているので、屋台で食べ物を買って食べ歩きしたりするのもおすすめです。

韓国はいつから桜が咲き始める？

韓国の桜は、いつ頃から咲き始めると思いますか？

日本の東京などと同じく、だいたい3月下旬～4月上旬から開花します。

2025年の韓国の桜の開花時期は、済州（チェジュ）島の3月21日から始まり、釜山（プサン）は3月23日、ソウルは4月1日と予想されています。

満開は開花から1週間から10日前後と言われており、そのタイミングに合わせて多くのお祭りが開催されます。今回は特に人気の桜の観光スポットを5つご紹介します。

①ソウル・汝矣島（ヨイド）

韓国ソウルを代表する桜の観光スポットは「汝矣島（ヨイド）」です。ソウル地下鉄5号線「ヨイナル駅」2番出口から出てすぐの場所にあります。

汝矣島はソウルの中心の流れる川「漢江（ハンガン）」沿いにあり、川を眺めながら桜も楽しめるという大人気スポット。

毎年「汝矣島（ヨイド） 春の花祭り」というソウル最大の桜祭りも開催され、国内外問わず、多くの方が訪れます。

2025年の汝矣島春の花祭りは、4月4日から開催予定です。

②ソウル・石村湖（ソクチョンホス）

地元韓国の方に愛されている桜の観光スポットといえば、ソウル・チャムシルにある「石村湖（ソクチョンホス）」です。

チャムシルには韓国の代表的な遊園地「ロッテワールド」やソウルを一望できる「ロッテワールドタワー」など、地元韓国の方が遊びに訪れる大人気の街でその中に「石村湖」という湖があります。そのほとり一面に綺麗な桜が咲き誇る姿は圧巻です。

石村湖は一周2.5km、徒歩で約30分程度で回ることができるので、ぜひ韓国旅行プランの中に入れてほしいオススメの場所です。

③釜山近郊・鎮海軍港祭（チネグナンジェ）

韓国最大の桜祭りといえば、釜山近郊の慶尚南道（キョンサンナムド）の昌原（チャンウォン）市の鎮海（チネ）区で行われる「鎮海軍港祭（チネグナンジェ）」という桜祭りです。

毎年国内外から200万人以上もの人が訪れる大人気の桜祭りで、2025年は3月26日～4月6日まで行われます。

釜山からはバスを利用して1時間ほどのところにあります。少し行くのに手間がかかりますが、現地ツアーもあります。日本人もよく参加しているので、ぜひ行ってみてください。

④慶州・大陵苑石垣道桜祭り

個人的に一番オススメしたい桜の観光スポットは韓国の古都「慶州（キョンジュ）」の桜。慶州の街一帯に約20万本もの桜が咲いており、2025年4月4日～4月6日は「大陵苑石垣道（テルンウォン トルダムギル）桜祭り」が行われたり、2025年4月5日には「さくらマラソン大会」が行われたりします。

僕は2024年にさくらマラソン大会に参加しましたが、走るコースほぼすべてが桜並木道。

満開の桜並木道の中を1万人を超える人々が走る光景は、今でも忘れられない大切な思い出です。

もちろんマラソン大会に参加せずに、「大陵苑石垣道の桜祭り」や世界遺産の「仏国寺（プルグッサ）」などでも桜を楽しむことができます。

ソウルから高速鉄道とバスを乗り継いで慶州市内までは約3時間ほど。少し遠いですが、こちらも現地ツアーがあるので、機会があれば行ってみてください。

⑤大邱・寿城池（スソンモ）

韓国第3の都市「大邱（テグ）」には日本人の水崎林太郎氏が現地の市民と一緒に作った農業用貯水池「寿城池（スソンモ）」があり、そのほとりに咲く桜並木道も観光にオススメのスポットです。

洪水や干ばつで荒れ果てていた土地に開拓農民として韓国へ渡った水崎氏が現地の市民と「寿城池」を作り上げました。

水崎氏が亡くなられた後にはこの池が見える場所にお墓が建てられ、毎年忌日には追悼式が行われています。

そんな寿城池周辺に咲く桜はとてもきれいで、水崎林太郎氏のお墓もきれいな桜の花びらでピンクに染まっていました。

ぜひ大邱を訪れた際は立ち寄ってみてください。

韓国の桜の観光スポット、イメージがわいてきましたか？

もし桜の開花時期、満開の時期に韓国旅行に行く場合は、今回ご紹介したスポットやお祭りを参考に、ぜひ旅行プランの中に桜を楽しむ時間を加えてみてくださいね。

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