SNSは市場のリアルな空気感や銘柄探しに有効ですが、情報の質は玉石混交です。実力ある投資家の思考プロセスを学べる点は大きなメリットですが、SNS上の情報はあくまでヒントと割り切りましょう。最も重要な鉄則は、他人の情報を鵜呑みにせず、必ず自分で業績や財務を確認し、納得した上で投資判断を下すこと。思考停止での投資は避けましょう。

株で50億円稼いだ投資家が教える…X(旧Twitter)の落とし穴・ワースト1Photo: Adobe Stock

【投資情報の見極め方】
X(旧Twitter)などSNSを賢く活用するノウハウ

株式投資において銘柄を探す際、証券会社のツールを使うのは基本ですが、今の個人投資家にとって欠かせない情報源がSNSです。しかし、使い方を間違えると損失を招く可能性もあります。

今回は、SNSの投資情報を賢く活用するコツをお伝えします。

宝の山か、ゴミの山か? SNSは「玉石混交」

SNS上には投資情報があふれており、これを銘柄探しの第一歩として活用するのは非常に有効な手段です。

いろいろと細かな探し方を伝えてきたけれど、SNSの情報をチェックすることも有効ではある。Xやブログで「資産バリュー株」と検索してみると、たくさんの投資家たちが「自分が注目している資産バリュー株」について意見を述べている。もちろん、SNSの情報は玉石混淆だから、価値のある情報と価値のない情報が入り交じっている。だけど、けっこう参考になる情報も多い。
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

自分が興味のあるキーワードで検索すると、他の投資家が今何に注目しているのか、リアルタイムの市場の空気感を掴むことができます。

実力ある投資家の「思考プロセス」を学ぶ

SNSを活用するもう一つのメリットは、実績のある投資家の行動を追えることです。

僕自身も自分が買った銘柄の情報なんかをX(@yhdgj675)でつぶやいているので、それを参考にして僕とほぼ同じタイミングで買った人は儲けられたはずだ。
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

成功している投資家のアカウントをフォローすれば、「なぜ今その銘柄に注目したのか」という視点やタイミングを学べる、まさに生きた教材となります。

最終判断は必ず「自分の目」で!

しかし、ここで最も重要な絶対ルールがあります。それは「他人の情報を鵜呑みにしない」ということです。

Xなどでフォロワー数の多い個人投資家が発信する投資情報に興味を持つことは、決して悪いことではない。ただ、その情報をうのみにせず、自分で調べ直さないといけない。SNSの情報は、あくまでヒントでしかない。
――『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』より

インフルエンサーが「買い」と言っているから買う、という思考停止の投資はとても危険です。SNSで気になる銘柄を見つけたら、そこからが本番。本当に割安なのか、企業の業績や財務指標を「自分の目で」しっかりと確認し、納得したうえで投資判断を下しましょう。

SNSはあくまで「銘柄と出会うためのヒント」として割り切るのが、投資の世界で生き残るための鉄則です。

※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。