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1位はカメラのイメージが強い有名企業

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って「年収が高い化学メーカーランキング2025」をお届けする。対象期間は2024年4月期~25年3月期。従業員数は単体ベースで、50人未満の企業は除外した。

 なお、ホールディングカンパニー(HD)は「持ち株会社」とも呼ばれ、傘下のグループ企業を「親会社」として統制する役割がある。事業の運営会社に比べ、少人数であることが多いため、総じて平均年収も高額になる傾向がある。

 それでは早速、ランキングを確認していこう。

 1位は富士フイルムホールディングスで、平均年収1124.3万円、従業員数1198人、平均年齢43.5歳だった。

 同社はカメラやフィルムのイメージが強いが、医療機器や化粧品などを扱う「ヘルスケア」、半導体やディスプレー材料などを扱う「エレクトロニクス」、複合機やプリンター、クラウドソリューションなどを扱う「ビジネスイノベーション」、カメラや写真プリントサービスなどの「イメージング」の4分野で事業展開している。

 特にビジネスソリューション事業などが好調で、4分野の中でも「ビジネスイノベーション」が1兆1985億円の連結売上高(25年3月期)を記録した。

 2位は日本ペイントホールディングスで、平均年収は1084.0万円、従業員数50人、平均年齢42.4歳だった。自動車用を筆頭とした工業用塗料の総合メーカーで、広くグローバル展開し世界シェアも高い。

 今回のランキングの中で、最も従業員数が少ないが、連結子会社は245社あり、連結従業員数は3万8562人(24年12月期)にも上る。化学メーカーは連結子会社を多く有している企業が多く、持ち株会社単体の従業員数や平均年収が、グループ全体の実態をそのまま反映しているとは限らない。ランキングを見る際には、傘下の連結子会社を含むグループ全体との違いにも留意してほしい。

 3位は三菱ケミカルグループで、平均年収は1059.9万円、従業員数は414人、平均年齢は47.6歳だった。同社は石油化学から高機能素材、ヘルスケアに至るまで幅広い事業を展開する総合化学メーカーだ。

 4位は日本酸素ホールディングスで、平均年収は1031.6万円、従業員数は112人、平均年齢は43.7歳だった。同社は産業ガスの製造・供給をグローバル展開するほか、ステンレス魔法瓶のサーモス事業などを手掛け、世界120カ国以上にTHERMOSブランド製品を供給している。

 5位は、レゾナック・ホールディングスで、平均年収が1026.0万円、従業員数は338人、平均年齢は46.1歳だった。2023年に昭和電工と昭和電工マテリアルズが統合し、持ち株会社として設立された同社は、半導体材料や電子材料などを扱う総合化学メーカーだ。

 6位以下のランキングを見てみよう。

 全198社のうち、平均年収が1000万円を超えたのは5社、900万円台は3社、800万円台は24社だった。

 財閥系メーカーである三井化学は16位で850.6万円、住友化学は23位で818.3万円だった。また、日用品などの大手であるユニ・チャームは14位で862.1万円、花王は27位で810.8万円だった。また2024年に「紅麹サプリ」問題が発覚した小林製薬は、54位で757.0万円だった。

 ランキングには、その他にどんな企業が入っているのか。次ページ以降をチェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)