「地頭」を鍛えたいと思っても、今さら変えられないものと思われがちだ。だが、多くの社員を育成してきた東証プライム上場社長の木下勝寿氏は新刊『地頭スイッチ』で、「地頭はセンスではない。スイッチの押し方さえわかれば変えられる。AI時代になればなるほど『地頭』が重要になる」という。
そんな木下氏が考える「悩みループゼロの人の頭の中で起こっていること」とは? ライターの照宮氏がレポートする。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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フリーランス特有の相談
フリーランスになってから、仕事が少ない時期が来るたびに、フリーランス仲間に相談するようになった。
話を聞いてもらえるだけでありがたいし、「私もそういう時期あった」という言葉に救われる。
でも相談を終えても、状況が変わるわけではない。
相手も自分と同じ立ち位置にいるから、返ってくる言葉はお互いの経験の範囲内に収まる。
また同じような時期が来たら、きっと同じ相談をするだろう。そのループに、うっすら気づいていた。
“悩みループ”の人に効く「偉人置き換え法」とは?
仕事の成果を最大化する独自メソッドで注目されている木下勝寿氏は、著書『地頭スイッチ』の中でこう述べている。
――『地頭スイッチ』より
友人との相談で行き詰まってしまうのは、友人が悪いわけではない。
視座が近い者同士で話している限り、出てくる答えも似たような場所に着地する。
本書が言う「偉人置き換え法」は、その枠をいったん外すための思考法だ。
問題が変わるわけではない。だが、問題のとらえ方は変わる。それだけで延長線上にはなかった答えが出てくることがある。
思考のブレーキを外そう
悩みを誰かに話すと楽になる。でも楽になることと、前に進むことは別の話だ。
思考の高さが変わらなければ、答えの高さも変わらない。
突破口が欲しいとき、必要なのは共感ではなく、自分の外側にある視点だ。
思考法の本だと思って手に取ったが、自分が知らず知らずのうちにかけていた思考のブレーキを教えてくれる一冊だった。








