仕事のキャパが10倍になった
悩む時間が圧倒的に減った
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『時間最短化、成果最大化の法則』『「悩まない人」の考え方』『売上最小化、利益最大化の法則』『チームX』の4部作だ。
なかでも「【ピッパの法則】が使える!」という感動の声とともに、ニトリ似鳥会長や食べチョク秋元代表から「ビジネスパーソンが一番読むべき一冊」と絶賛されているのが、『時間最短化、成果最大化の法則』だ。今回はライターの樺山美夏氏に、読者にすぐ役立つ視点から本書を鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

頑張っているのに仕事が遅い人の口癖ワースト1Photo: Adobe Stock

仕事が遅い人と速い人、決定的な違いとは?

こんな経験はないだろうか。
打ち合わせ中に疑問が浮かんでも「後で調べよう」とメモだけして流す。
受け取ったメールも「ちゃんと確認してから返信しよう」と未読フォルダに残す。
企画書の修正も「時間をとってじっくり直そう」と翌日に回す。

どれも、手を抜いているわけではない。
むしろ、「ちゃんと準備してから取りかかりたい」という誠実さからくる行動だ。

ところが、そういうタイプほど仕事が溜まりやすい。
上司や同僚からは、
「あの件、どうなった?」
「レスよろしく」
「○×の案件を早めにお願いします」
などと言われる。

取引先からも
「早めにお願いします」
とプッシュされる。
 
仕事が遅い人と速い人を比べると、実業務そのものにかける時間はほぼ変わらない。

決定的に違うのは、実業務に「着手するまでの時間」だと著者は言う。

本書ではその無駄な時間を「アイドルタイム」と呼び、両者の違いを次のように指摘している。

仕事が遅い人の特徴

仕事が遅い人は、「後でじっくり考える」ことを前提に打合せをしている。
たとえば、こんな感じだ。

1 打合せで一方的に情報を聞く。わからないものは後で考える。「後で考える」つもりなのでその場で確認や質問をしない

2 そのとき得た情報をもとに「どうするか」をじっくり考える

3 「どうしていいかわからない」ので先輩や同僚に意見を聞く

4 先輩や同僚は意見をくれるが確証がない。その人たちは会議に参加していないので正確な情報がないから

5 確証がないまま企画を立てる

6 確証がないので企画の精度も低い

また、仕事が遅い人は、打合せ直後に実業務に着手しないので、いざやろうとしたときに「思い出す」のに時間がかかる。記憶も不鮮明なので仕事の精度が低くなる。

仕事が速い人の特徴

一方、仕事が速い人は本書で紹介した「ピッパの法則」のように、打合せが終わった直後に実務に着手する前提で打合せをしている。

1 打合せ段階で、すべて明確になるまで詰める。「認識の齟齬がないか」「これはこれで合っているか」など、わからないものはわかるまでその場で確認。打合せ終了時に不明点がない

2 何をどうすればいいかわかっているので、打合せ直後に実業務に着手し完成。確認済情報が多いので精度も高い

仕事が速い人は、打合せ直後に着手するのでアイドルタイムがなく、記憶が鮮明なので仕事の精度も高くなる。
――『時間最短化、成果最大化の法則』より

これは能力の話ではなく、習慣や思考のクセの問題なのだ。

食事をするとき、一番好きなものを先に食べるか、後でゆっくり食べるか。
約束の時間より余裕を持って早めに着くか、ギリギリかもしくは遅刻するか。
どちらも後者が、「後で考える」タイプだろう。

心当たりがある人は、本書がその思考を変換するきっかけになるはずだ。

(本書は『時間最短化、成果最大化の法則』に関する特別投稿です)