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免許証画像が流出したと聞くと、なりすまし契約やディープフェイクを想像しがちです。しかし、専門家が警戒するのは、それだけではありません。被害を広げないために知っておきたい、流出画像の「現実的な使われ方」について、トビラシステムズのセキュリティリサーチャー、柘植悠孝さんに聞きました。(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部)
画像があるだけで
何でもできるのか
――免許証の画像が漏れると、他人に勝手に借金されたり、契約されたりするのでしょうか。
流出した画像が、なりすましに悪用される可能性は、ないとは言えません。ただし、「画像が流出したら、それだけですぐに、どんな契約もできる」とまでは言えないと思います。
本人確認書類の偽造は以前から問題になっており、その対策として、本人確認の方法も厳しくなってきています。書類の見た目を確認するだけでなく、ICチップを読み取って確認する方法に変わっていくのも、そうした対策の一つです。
契約時の本人確認の方法によって、なりすましを防ぐ仕組みは異なります。第三者が免許証の画像を入手したからと言って、その画像だけで本人確認を通過できるとは限らない、ということです。
――画像とICチップでは、何が違うのでしょうか。
画像はあくまで見た目の情報です。ICチップを使う方法では、券面を見せてもらうだけの確認とは異なるチェックが加わります。偽造された書類の見た目だけで、本人だと判断してしまうことを防ぐためのものです。
ただし、「ICチップを使うからすべての被害がなくなる」という話ではないため、本人確認を強めていく取り組みの一つとして理解していただきたいです。







