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「漏れた情報を守ってほしい」「必要な手続きがあるなら早く済ませたい」。そんな気持ちのとき、補償や手続きを案内するメールやメッセージ、電話などの連絡が来たら、つい信用して、案内に従ってしまいそうです。タイムズカーの情報漏えいをめぐり、今後どのような便乗詐欺を警戒すべきなのでしょうか。トビラシステムズのセキュリティリサーチャーの柘植悠孝さんに、想定される不審な連絡の例を聞きました。(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部)
「補償します」が
安心につながるとは限らない
――情報漏えいの通知を受けた人に、今後どんなメールや電話が来る可能性がありますか。
まず考えられるのは、流出元の企業を装い、補償を案内する連絡です。「情報が漏えいしてしまったので、補償金をお支払いします。こちらのサイトから情報を登録してください」といった内容ですね。
情報漏えいの被害にあった人に届けば、企業の対応が始まったのだと受け止めてしまうかもしれません。ただ、実際に起きた出来事を話の入り口に使っているからといって、その連絡まで本物とは限りません。
現時点では、タイムズをかたる補償の詐欺は、我々の調査では確認されていませんが、「こういった詐欺があるかもしれない」と常に警戒はしておきたいものです。
――補償の案内なら、利用者としては気になります。無視すると損をするのでは、と考えてしまいそうです。
そうですよね。だからこそ、送られてきたものだけを見て判断せず、公式の経路で確かめることが重要になります。
企業からの大事なお知らせがあるか確認したい場合は、自分で公式サイトや公式アプリを開いてください。問い合わせる場合も、相手から案内された電話番号ではなく、公式サイトで確認した番号を使います。
企業を名乗る案内のメールやメッセージが届いた場合は、本当にその企業から送られた正規のものなのかを、届いた経路とは別のところから確認するのが重要、ということです。
昨今の情報流出に関するニュースを見ていて、サイバーセキュリティや詐欺対策のフェーズは変わったと考えます。面倒な作業かもしれませんが、これまで以上に徹底した対策が個人にも求められます。







