「計算練習をしなさい」と言っても、子どもがなかなかやりたがらない。そんなときは、計算そのものを遊びにするのも1つの方法です。今回は、遊びながら暗算に慣れていく方法を、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』の著者で、11月発売の学習カード『小学生がたった1日で19×19まであそびながら暗算できるカードゲーム』を考案した小杉拓也氏が解説します。
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「19×19までの暗算法」のおさらい
まずは、11×11~19×19のかけ算を暗算できる「おみやげ算」の計算法について説明します。
(例)15×19=
①15×19の右の「19の一の位の9」をおみやげとして、左の15に渡します。すると、15×19を、(15+9)×(19-9)=24×10(=240)と考えることができます。
②その240に、「15の一の位の5」と「おみやげの9」をかけた45をたした285が答えです。
まとめると、15×19=(15+9)×(19-9)+5×9=240+45=285です。
この2ステップで、例えば、11×16、13×18、17×17などの「十の位が1の2ケタの数どうしのかけ算」は、おみやげ算を使ってすべて計算でき、慣れると暗算もできるようになります。
「お勉強」の要素をなくしてみよう!
子どもの計算力を上げる1つの方法は、「お勉強」の要素をできるだけなくすことです。例えば、「10問、計算しなさい」と言われて取り組むのと、遊びのなかで結果として10問計算するのとでは、子どもの受け止め方は違うでしょう。
家で「お店屋さんごっこ」をして、商品の値段をたしたり、お釣りを計算したりする。料理をしながら材料の量を2倍、3倍にする。遊びや生活のなかでも、計算に触れる機会はあります。
勉強なら「あと何問やれば終わるの?」と言われるかもしれません。一方、遊びなら、「もう1回やろう」となることがあります。遊びたくて繰り返していたら、結果として何度も計算していたということもあります。
計算は、繰り返し練習することで少しずつ慣れていきます。「10問計算しなさい」と言われて嫌々するのではなく、遊びのなかで自主的に繰り返せれば、計算に対する印象も変わってくるでしょう。
「できた」が増えると、もっと計算したくなる
昨日はできなかったのに、今日は暗算できた。家族より先に答えがわかった。そんな「できた」という経験から、計算の面白さを感じることもあるでしょう。
「できるようになる」→「楽しくなる」→「もう1回やってみる」。
遊べば常に計算好きになるわけではありません。それでも、遊びながら「できた」を重ねることが、計算を好きになるきっかけにもなります。
こうした方法の1つが、カードを使うことです。11月発売の学習カード『小学生がたった1日で19×19まであそびながら暗算できるカードゲーム』は、主に2つの使い方があります。
1つめは、「暗算シート」と「1ケタ数字カード」を使って、おみやげ算を練習する使い方。2つめは「ゲーム用カード」を使って、おうちの人や友達と、暗算カードゲームを楽しみながら、おみやげ算に強くなる使い方です。
計算力をつけるには、問題集を解くだけでなく、ゲームを使って練習する方法もあります。遊びながら何度も計算することで、少しずつ暗算に慣れていくこともできるでしょう。





