面接において「いい人」であることは、ただのスタートラインに過ぎません。では、そこから一歩抜け出して面接官に「この人と働きたい」と思わせるには何が必要なのでしょうか?
今回は、『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』の特別企画として、「いい人そう」なのに面接で落ちる人の特徴を紹介します。
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「感じが良かった」のに落ちる、その理由
面接を終えた後、「感じよく話せた」「面接官も笑顔だったし手応えがあった」と思っていたのに、結果は不合格。そんな経験をしたことがある就活生は多いはずです。
面接官から「いい人そう」と思われることは悪いことではありません。ただ、それだけでは内定にはつながらないというのが現実です。「いい人そう」と「採用したい人」の間には、思っている以上に大きなギャップがあります。
このギャップを理解できていない就活生が、感じの良さだけで面接を乗り切ろうとして、選考が進むにつれて落とされていくパターンがかなり多いです。
「いい人」は採用の前提であり、加点要素ではない
面接において、感じが良いこと・礼儀正しいこと・コミュニケーションが円滑なことは、採用の前提条件です。
ただし前提条件というのは、満たしていて当たり前であって、それ自体が評価の対象にはなりにくいということです。面接官が最終的に「採用したい」と思うのは、「この人がいることでチームや会社にどんな価値をもたらしてくれるか」という視点からです。いい人そうという印象は、この問いに対する答えにはなっていないんですよね。
採用担当者が口を揃えて言うのは、「感じの良い就活生はたくさんいる」ということです。その中で誰を選ぶかとなったとき、感じの良さ以外の部分で差がつきます。
「当たり障りのなさ」が個性を消している
「いい人そう」と見られる就活生に共通しているのが、発言が当たり障りなくまとまっているという点です。
質問に対して無難に答える、場の空気を読んで尖った意見を避ける、面接官の反応を見ながら答えを調整する。こういった立ち回りは、場を円滑にする意味では機能しますが、面接官の記憶には残りません。
面接官は一日に何人もの就活生と話しています。その中で印象に残るのは、多少荒削りでも自分の意見をはっきり持っている人や、予想外の視点を持っている人です。感じが良くて話しやすいけれど、面接が終わった後に「あの人はこういう人だった」と思い出せない。それが「いい人どまり」の正体です。
「何を考えているか」を見せる意識を持つ
内定につながる面接をするために必要なのは、感じの良さを捨てることではありません。その上に「自分がどういう人間で、何を考えているか」を乗せることです。
例えば「志望理由を教えてください」という質問に対して、無難にまとめた答えを返すのではなく、自分がその会社や仕事に対して感じていることを少し踏み込んで話してみる。面接官の意見に対して、共感しつつも自分なりの視点を添えてみる。こういった小さな積み重ねが、「感じが良くて、しかも芯がある人」という印象を作っていきます。
「いい人」止まりから抜け出すために必要なのは、自分の考えや価値観を臆せず出す勇気です。面接で少し尖ることを恐れすぎないようにしてみてください。その方が面接官の記憶には確実に残ります。








