悩みがあるけれど、身近な人には相談できない。でも、誰かにアドバイスをもらいたい――。

 そんな人のニーズに答えてきたのが、インターネット上のQ&Aサイトだ。一般の利用者同士が「質問」と「回答」をすることを通じてお互いに助け合うこの仕組み。同じような経験をしたことのある人の声や、一歩引いた客観的な意見をもらえることから、多くの人が参考にしてきたが、さらに聞きたいのが“専門的な意見”だろう。ときには「弁護士の立場からすると……」といった専門家からの投稿もあるが、その人の素性を知ることは難しいため、信憑性に疑いを持たざるをえないところがあった。

 そこで、一般回答者の声を広く聞くという今までのメリットを生かしつつ、専門家の意見ももらうことができるという、悩める人にはありがたいサービスが新たに登場する。それが日本最大級のQ&Aサイト「OKWave」を運営するオウケイウェイヴが新たに展開を始める「OKWave Professional」だ。

一般回答者と専門家の答えが
“住み分け”て表示される仕組みに

「OKWave Professional」の回答一覧のイメージ
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 15年以上前、「互いに助け合う」ことをコンセプトに立ち上げられた「OKWave」。現在、質問をすることのできる会員の数は250万人を誇り、今まで760万件の質問、2400万件の回答が寄せられてきた。閲覧者も含めたユニークユーザーは、なんと月間平均4000万人だ。

 ここまで親しまれてきたサービスだが、「専門家の意見も聞けるようにしてほしい」というユーザーからの要望は昔から寄せられていた。しかし、そこには課題があった。専門家の意見が投稿されることにより、これまでの一般の回答者が投稿しづらくなるという点だ。

「専門家が投稿することによって、これまで質問に対して答えていた善意のユーザーが自分の投稿に“腰が引けてしまう”可能性がありました。そこで、同じ質問に対して専門家の回答がついた場合はその内容だけが『OKWave Professional』という新たに立ち上げるページで閲覧するようになっています」(伊藤勇剛・同社コンシューマーソリューション事業部サービスプランニング部マネジャー)

 質問者も一般の回答者による体験談や客観的な意見はぜひとも聞きたいところ。こうした一般回答者と専門家の回答の“住み分け”によって、Q&Aサイトのいいとこどりを実現した形になりそうだ。