米民主党は年明けに下院で過半数を奪回するのに合わせ、「国境の壁」建設費を切り離した歳出法案を提出し、閉鎖中の一部政府機関の再開につなげたい考えだ。下院民主党の補佐官が12月31日、明らかにした。  同補佐官によると、民主党は6つの歳出関連法案の通過を目指している。通過すれば2019年9月までのほとんどの政府機関の運営資金がまかなえる。法案には国境を監視している国土安全保障省への2月8日までの短期的な予算延長も盛り込まれた。  民主党は10日目を迎えた政府機関の一部閉鎖を終結させ、渦中の壁建設費については2月まで議論を先延ばししたい考えだ。