子どもが「習い事をやめたい」→引き留めた方がいいケース、やめさせた方がいいケースの明確な違い写真はイメージです Photo:PIXTA

「何を選べばいいか迷う」「みんながやっているから…とりあえずスイミングかな?」「やめるタイミングがわからない」。このような悩みはありませんか?今回は【習い事に関する「正しい選択基準」】について、5000人以上のバイリンガルを育ててきた経験から解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)

習い事の「正しい選択基準」とは?

 多くの親が複数の習い事に子どもを参加させていると思います。でも子どもに習い事をさせる「目的」は何なのでしょうか?

「周りの子どもがみんなやっているから、親がやらせたいことがあるから」など、子ども不在の理由で習い事に参加させても長続きしないことが多いものです。

 私の塾に通う保護者に聞き取り調査をした所「子どもの能力を伸ばしたい、新たな才能を発見したい」という声が多く聞かれました。

 しかし、何がわが子に向いているのか、親はどんなサポートをすればいいのか、やめるタイミングはいつかなど、習い事についての「正しい選択基準」がわからず、迷っている方が多いようです。

 そこで、今回は習い事の「正しい選択基準」についてアドバイスします。

習い事で弱点を克服させよう→NG!

 まず習い事を決める際に覚えてもらいたいのが「弱点の克服のために習い事を選ばないこと」です。