一方、東亜学園が近年特に力を入れてきたのが英語教育だ。1・2年生は全員が年間24回のオンライン英会話に挑戦。授業で習得した表現をすぐに実践する機会を豊富に設け、ネイティブ講師とマンツーマンで会話する。英検取得も強力に推進し、25年度には12人が準1級に合格。英検の成績を大学入試で活用し、早慶上理など最難関大学に現役合格する生徒も増加している。
さらに、文系・理系いずれに進む上でも不可欠な基礎学力の定着のため、“D-Projects(Dreams Come True Projects)”と名付けられた学習支援プログラムが充実している。全席が独立し、集中できる環境が整備された専用自習ブースや、個別指導を受けられる個室を完備。学習支援ソフトも積極的に活用し、教員のアドバイスを受けながら自分に合ったレベルでの勉強を続けて、自学自習の習慣を身に付けていく。
教育の質向上に貢献する
教員たちの存在
もう一つ東亜学園の教育の質向上に大きな役割を果たしているのが、若手・中堅を中心とした、意欲的な教員たちだ。職員室では日頃から、教員同士で授業のアイデアやノウハウについて意見を交わす様子があちこちで見られる。
教員間の和気あいあいとした雰囲気やチャレンジ精神の醸成は、矢野校長が着任してから16年間、意識して取り組んできたことだった。校長室と職員室の間のドアは基本的に開け、風通しの良さを意識。立場や年齢にかかわらず積極的にコミュニケーションを取る雰囲気ができ、学校改革にも進んでチャレンジする教員が増えた。
生徒たちは、放課後も友達とおしゃべりに花を咲かせる姿があちこちで見られるという。「素直な生徒が多く、教職員から愛され、大切に育てられています。こうした温かな環境は、保護者の皆さまからも『雰囲気が良い学校』という評価を頂いています」(矢野校長)。
卒業式が終わっても名残惜しそうに学校に残ったり、教員と写真を撮ったりするなど、学校を「自分の居場所」と感じている生徒が多い。矢野校長は「東亜学園での3年間が、一人一人が光り輝く3年間であってほしい」と心から願っている。
