松尾 匡

新型コロナ問題の政府の経済対策は2000年代以降の規制緩和・「緊縮」の構造改革路線を引きずっている。優先すべきは、消費増税とコロナで苦境にある中小零細事業者ら、地域経済の担い手を守ることだ。

「安倍3選」を生み出した一因は景気拡大や雇用の改善に対する支持があったからだ。蚊帳の外に置かれている野党が、「安倍政治」を止めるためには、経済政策をきちんと語り、アベノミクスの対抗軸を打ち出す必要がある。